はじめに
日々の食生活は、人々の健康に大きな影響を与えます。
最近では、糖質制限食や先住民食など多くの食事法が話題となっていますが、これだけ多くの食事法があるとどの食事法を食生活に生かせば良いのかわからなくなってしまいます。
そこで今回は健康的な食生活を送る上で大切にすべきポイントを4つに絞ってみました。
この4つのポイントを食生活に取り込むことにより過不足なく栄養をとることができるようになり、健康的な食生活を送ることができるようになります。
健康的な食生活を送りたいと思っておる方に少しでも参考になればと思います。
1 身土不二
身土不二とは、「身体(身)と環境(土)は切り離せない(不二)」という日本の伝統食の基本です。具体的には”その土地でとれたものを、その旬に食べる”、”自分の住んでいる土地の、季節のものを食べると体によい”ということです。
もう少し詳しく説明すると、私たちの身体は、食べ物を始めとして、さまざまなものを環境に取り入れています。その環境になじんで健康に暮らすには、その土地、季節にあった食べ物をとることが大切です。
旬な野菜一覧表
2 一物全体
一物全体とは、「食べ物は、まるごと食べたほうがよい」という考え方です。野菜なら、葉や皮、根など全部あって生きています。
ですから、全体を食べることで食べ物の命をそのままいただくのです。魚なら文字通りまるごと食べられるしらすなど小魚類がすすめです。
一番わかりやすいのがお米です。お米はまるごとといっても、籾はたべれませんから玄米を食べるのがおすすめです。前回の記事、”玄米まるわかり辞典“を見ればよくわかりますが、玄米は栄養バランスが理想的で、蒔けば芽がでて、生命力に溢れたまさに一物全体です。
ところが、精米して白米にすると栄養価が激減してしまいます。小麦やお米なら”まるごと”というのは精白していないものと考えてください。栄養価から見ると、穀物の皮や胚芽、野菜の皮には、他のところには入っていないビタミンやミネラルが豊富に含まれています。
また、かたい皮や芯の部分には食物繊維が豊富で腸の健康に役立ちます。食べ物は全体で栄養バランスがとれており、まるごと食べることで、食品成分表の数字ではないパワーを感じることが出きるでしょう。
3 まごわやさしい
まごわやさしいとは、(ま)め、(ご)ま、(わ)かめ、(や)さい、(し)いたけ、(い)も、の頭文字からとってできた言葉です。
まごわやさしいについて
http://future-foods-lab.com/まごわやさしい
この”まごわやさしい”食にすると、食事が自然と和食的な内容となるだけではなく、結果としてタンパク質・脂肪・炭水化物の三大栄養素と、その代謝に必要なビタミンとミネラルをバランスよく取ることが出来ます。
そんな栄養素の高い食事の基本となる食品群を表す言葉が”まごわやさしい”です。
4 感謝
感謝の心が人体の健康に影響を与えることが最新脳科学で立証されています。「ありがとう」は万病を癒す〝魔法の言葉〟とまで言われています。
この感謝の心を食生活にも活かし、外部からの栄養による健康だけでなく、食材そのものや料理してくれた人に感謝の念をもち、内部からの健康をもたらしましょう。
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